1290SUPER ADVENTURE S「TECH PACK」
いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。
1290SUPER ADVENTURE Sのオプションパーツ「TECH PACK(テックパック)」の機能についてご紹介します。
1290SUPER ADVENTURE Sのオプションパーツとしてクイックシフターや走行モードといった機能の追加・アップグレードさせるものがいくつかあります。
具体的に挙げれば、
・QUICKSHIFTER+(クイックシフタープラス)¥53,936-(込)
・RALLY PACK(ラリーパック)¥33,660-(込)
・SUSPENSION PRO(サスペンションプロ)¥40,422-(込)
・HILL HOLD CONTROLL(ヒルホールドコントロール)¥26,906-(込)
・ADAPTIVE BRAKE LIGHT(アダプティブブレーキライト)¥26,906-(込)
・MOTOR SLIP REGULATION(モータースリップレギュレーション)¥22,849-(込)
以上の6個です。
これを全部乗せしたのがテックパック¥175,604-(込)で、別々に追加するよりも約3万円ほどお得になってます!
でも、追加機能くらいならいらないんじゃないの?
って思う方もいるかもしれませんが、
実はこれらをすべて装備して100%の力を発揮するのが
1290SUPER ADVENTURE Sです!
スーパーアドベンチャーSで一番の目を引く特徴といえばアダプティブクルーズコントロール(ACC)でしょう。
前車追従機能を装備し、自動で車間距離を保ちながら走行してくれます。
このACCですが、通常のクルコンも含め動作が解除される条件に「クラッチレバーを握る」というものがあります。
例えば3速60kmで走行していてクルコンで80kmに設定し、4速に上げたいって場面でクラッチレバーを握るとクルコンがオフになります。
つまり、クイックシフターが無いとクルコン作動中にシフトレバーの操作ができなくなるのでクルコンを使うなら必須となります。
1300ccもあれば1速の幅が広いから問題ないと思う方もいるでしょう。
しかし、前車追従の優先度として、速度<車間距離となっています。
目標速度に達するよりも車間距離の保持が優先され、前車との車間距離が近くなるとスピードが上がらないよう制限されます。
また、ACCは車間距離(ベリーショートからベリーロングの5段階)と
目標速度に到達するまでのスピード(コンフォートとスポーツの2段階。スポーツが加速が早い。)
の設定ができ先述の特性を考えれば適切なシフトの選択をしないといけないのは想像に難くないと思います。
この点からクイックシフターはマストで追加しておきたいオプションなんです!
次にラリーパックですが、最大の特徴は走行モードに「ラリー」が追加されることです。
このラリーモードでは走行特性が変わり、他の走行モードよりもドンっと前に出る圧倒的な加速感が得られます!
また、パックというだけあって走行モードの追加だけではなく、
9段階に調整可能なトラクションコントロールと
4種類のスロットルレスポンスの設定ができます!
走行モードをイメージしたスロットルレスポンス
スロットルレスポンスはラリーモードでは出足から非常にダイレクトな特性になり、
ABSやトラクションコントロールと合わさり1台で様々な乗り味を楽しめます。
ラリーモード選択時のみアダプティブクルーズコントロールは使用できなくなり、通常のクルーズコントロールのみ選択可能となります。
標準装備のトラクションコントロールでは走行モードに応じた介入度の強弱の違いでしたが、
ラリーモードでは走行中に細かく調整ができるので乗り方や路面に合わせてベストな設定が見つけられます。
モータースリップレギュレーションは、標準装備のMTCに追加されます。(MTCのみだったものがMTC+MSRに変更)
これはMTC(トラクションコントロール)とは逆の働きをするもので、急な減速・シフトダウンをした時に起こる後輪のロックを防ぎ転倒リスクを回避するためのものです。
スリッパークラッチとエンジンブレーキと両方で制御(回転数を調整)しスリップに対応する働きがあります。
これはコーナー中でも作動し、トラコンとあわせてスリップによる転倒といったケースに対してかなりの抑止力になってくれます。
ラリーパックとMSRが合わされば走行特性の幅がグッと広がります。
例えばダートでの走行が不安でちょっとアシストが欲しいといった方から、オフロードもイケイケで走りたくなるような設定まで可能で、オフロードバイクを得意とするKTMの哲学がラリーパックには盛り込まれています。
サスペンションプロは個人的に激推ししています!
というのも追加した場合の効果がとてつもなく大きいからです!
標準のままではサスペンションモードとしては3種類(ストリート・スポーツ・コンフォート)
プリロードの調整機能として11段階(0~100%)のみとなります。
サスペンションプロを追加した場合だと、サスペンションモードがプラスで3種類(オフロード、オート、アドバンスド)
プリロードアジャスターではさらに3種類の自動設定モード(LOW・STANDARD・HIGH)が追加されます。
サスペンションモードもアドバンスドにすると、フロントフォーク、リアサスペンションをそれぞれ個別に設定ができ、ライディングにこだわる方には自分の走りに合わせた設定を探すのが楽しいはずです。
細かいことはわからないけどとにかく自分に合わせた設定を出したいって方にはオートモードがサポートしてくれます。
また、ツーリングするその時々によって積載量が変わったりでよくわからないって時もプリロードのオート設定で走行中に自動で調整してくれます。
1290SUPER ADVENTURE Sはかなり賢い電子サスペンションが搭載されていますが、
これだけの機能が制限された状態で標準装備となっています。
せっかくのフラッグシップモデルが100%の機能で乗れないってもったいないですよね。
最低でもシフター・サスペンションプロは装備しておきたいので、
スーパーアドベンチャーSをお考えのお客様には激推ししています!
ヒルホールドコントロールは坂道で停止中にブレーキを保持してくれます。
坂道発進でズルズル下がったり、クラッチが繋がるまでちょっと不安って方はもちろん、バイクに慣れているライダーの方でもヒヤッとする瞬間は常にあると思います。
停止してからニュートラルに入れたいときにも役に立ち、足の載せ替えも安心してしやすくなり、転ばぬ先の杖とはこのことですね。
ロングツーリングでは疲労が溜まってきた来た頃に特に効いてくること間違いなし!
アダプティブブレーキライトは近年よく見る安全装備で、
急ブレーキをした際にブレーキランプが点滅し、後続車に知らせるものになります。
追突の危険性を少なく抑止力として働いてくれます。
はい。かいつまんでの説明となりますが、なかなかの機能が追加できるのはおわかりいただけたのではないでしょうか。
逆に言えばこれだけの機能がセーブされた状態が「ノーマル」ですので、ちょっともったいないと思いますよね?
折角のフラッグシップモデル 1290SUPER ADENTURE SにはTECK PACKを是非インストールしましょう!
1290SUPER ADVENTURE Sに跨ってみれば非常にコンパクトで、
体格に不安があり、あきらめムードだったお客様もこれなら乗れる!
という意見をたくさん頂きます。
特に電子サスペンションとプリロード調整機能・シート形状が非常に優秀で、足つきの不安もほとんどありません。
サスペンションプロがとにかく優秀でローダウンに頼らずとも体格がネックになりません。
走りだせばごく低速でも安定していてめちゃくちゃ乗りやすく、しかし高回転までしっかり伸びきりハイスピード帯でも楽しいバイクです。
店頭にTECH PACKを装備した車両も展示しておりますのでご体感頂けます。
アドベンチャーが気になっているけど、一歩が踏み出せない方は是非一度当店にご相談ください!
KTM京都
ベイシストオート山科店
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