390ADVENTURE マップホルダー取り付け ラリーイベントに向けて
いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。
今回は390アドベンチャーにマップホルダーの取り付けをしました。
ビッグタンクマガジン社主催の「ノースアイランドラリー」(北海道の大地をラリー形式でツーリングをするイベント。ダートとロード混合で走ります。)というラリーのイベントに参加するため、ラリー仕様へとカスタム。
パリダカールラリーに代表されるラリーレイドという競技では画像のようなコマ図(画像のフォーマットで記載される専用のマップ)を見てゴールを目指します。
この例だと非常に簡素なコマ図ですが、
本来は距離と進む方向、コンパスの方角(角度)が数字で書かれてあり、
他にも路面の状況や目印となるものが記載されています。
そういった様々な情報をコマ図から読み取り走行します。
国内でもビッグタンクマガジン社やコマ練などが主催するラリーイベントがあります。
一部競技区画のあるラリーレイドとは違い、
マップホルダーは無しでスマホでも参加ができ、さらにコマ図から逸れて走っても全然オッケーということで敷居が低く、しかし、ラリーの醍醐味は味わえるアドベンチャーモデルにぴったりのラリーイベントとなっています。
スマホでも良いといっても、、、
ラリーをするならやっぱり紙のコマ図でしょう!
ラリーコンピューターとコマ図を駆使して道を間違えたりしながらゴールを目指す。
楽しそうじゃないですか?
ということで、今回は「コマ練」様で販売されているNシステムのパーツをベースに試行錯誤しながら取り付けていきました!
ラリーコンピューター・マップホルダー・スイッチの取り付け及び電源の取り出しが主な作業となります。
ラリーコンピューターは「ICO」というメーカーの「RALLYE MAX-G」 というGPS搭載モデルで、
KTMファクトリーチームでも採用されているラリーコンピューターです!
GPS搭載モデルとGPS無しのモデルでは2つ違いがあり、
コンパス機能の有無と走行距離の測り方の信号源の違いがあります。
GPS搭載モデルでは、方角(角度)を表示できコマ図に表記される方角と合わせて確認ができます。
252°と表示されているものですね。(0から360で表記。コマ図には右側の空白の部分に表記されます。)
もう一つが走行距離の測り方の信号源の違いですね。
なんのこっちゃとお思いでしょうが解説すると、
GPS搭載モデルではGPSユニットがそのまま計測してくれるのですが、
非搭載モデルでは普段メーターに表示される速度計やオドメーターと同じように車速センサーから計測します。
つまり、車速センサーを追加する必要があり、場合によっては純正のセンサーを加工するといった作業も行います。
また、GPS無しモデルでは別途デジタルコンパスなど方角を知るものが必要になります。
以上の点から、
GPS搭載モデルの方が価格は高くなりますが、非搭載モデルだとセンサーまわりの工賃がかかるので、断然おすすめは搭載モデルです!
コックピットっぽくてカッコ良くないですか?
既にハンドルバーの交換やPHDSの取り付けといったカスタムがされていた車両で、
コマ図を送るスイッチの操作感やマップホルダーと車体とのクリアランスなど非常に悩みましたが納得のいく仕上がりになりました!
これでノースアイランドラリーへの準備が整い、あとは本番を楽しむだけ!
ノースアイランドラリーを始めとする緩めのダートを走るラリーイベントでは
ミドルクラスのアドベンチャーモデル(890ADVENTUREやNORDEN901,690ENDUROなど)での参加が人気です!
マップホルダーは一部の車種を除いて汎用品となっていますので、
390ADVENTURE以外の車種でも、これからラリーを始めてみたい!って方は是非一度ご相談ください!
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